ファンタシースターポータブル2 [編集]
PSU > PHANTASY STAR PORTABLE 2
PSPo2i > EPISODE 1
4人で進む、進化したRPG。
概要 [編集]
開発・制作 | (株)アルファ・システム[8] |
---|
運営・発売元 | (株)SEGA(現 セガゲームス) |
---|
プレイ人数 | 1人 |
---|
アドホックモード最大4人 |
インフラストラクチャー・モード最大4人 |
対応機種 | PlayStationPortable |
---|
UMD版・ダウンロード版対応 |
プロデューサー | 酒井 智史 |
---|
シニアディレクター | 寺田 貴治 |
---|
ディレクター | 木村 裕也 |
---|
シナリオ | 宇野 涼平 |
---|
イラスト・キャラクターデザイン | 水野 暁一 |
---|
サウンド | 小林 秀聡 |
---|
中島 広太(アルファ・システム) |
安田 拓也(アルファ・システム) |
OPテーマ | 『Living Universe』 歌:Aimee Blackschleger&Tahirih Walker 作曲:小林 秀聡 |
---|
EDテーマ | 『For Brighter Day (Remix)』 歌:Philippe Saisse Acoustique Trio featuring Kelli Sae 作詞:熊谷 文恵 対訳:橋本 寛 作曲/編曲:熊谷 文恵、床井 健一 |
---|
公式サイト | https://phantasystar.sega.jp/psp2/home/ |
---|
公式ブログ | リトルウィング情報課 |
---|
『ファンタシースターポータブル2』 (PHANTASY STAR PORTABLE2、略称 PSP2、PSp2、PSPo2) は、2009年12月3日にセガより発売されたPSP専用ロールプレイングゲーム。
PSPo同様に公式ではタイトルの頭文字を取った「PSP2」との表記がされているが、ユーザー間では PSP=PSP本体 を指すことが多く、区別するために「PSPo2」と呼ばれる事が多い。
PSUの携帯機版・第2弾であり、PSU『イルミナスの野望』から3年後という設定のグラール太陽系が舞台。
ストーリーモード、マルチモード、インターネットマルチモードを選択して遊ぶことができる。
ヒロインのエミリアを中心とした、「エミリアとゆかいな仲間たち」の物語である。
ストーリーはマルチエンディングとなっており、プレイヤーの選択とエミリアの好感度で結末が異なる。
PlayStation2・windows版の『イルミナスの野望』で作成したキャラクターを本作へとインポート可能で[1]、
インポートしてない場合としている場合とでは一部の登場人物達の主人公への反応が変化するようになっている。
この作品ではPSUの「ライア・マルチネス」はガーディアンズ総裁に、「フルエン・カーツ」は同盟軍総司令官として登場している。
また、成長した「ルミア・ウェーバー[2]」がガーディアンズ士官として出演。
そしてマガシとルウのボディはエミリアに魔改造されて登場することになる。
酒井智史?がプロデューサー、シニアディレクターは『サクラ大戦』などでおなじみの「T隊長」こと寺田貴治?が務めた。
酒井Pが出演する『グラールチャンネル5 Presents Fun!Fan!ファンタシースターポータブル2』という宣伝番組もあった。
開発・制作は『アルファ・システム』。ユーザー間ではUI[3]や遊びやすさ、ゲームバランスなどの評判が良かった。
累計60万本を売り上げ、PSPo2iが発売したことで2012年2月22日に全てのサービスが終了した。
今より三年前、グラール太陽系は謎の生命体『SEED』の襲来を受け、滅亡の危機を迎えた。
しかし、グラールに生きる、ヒューマン、ニューマン、キャスト、ビースト。
四つの種族が心をひとつにしたことによって、激しい攻防の後、SEEDは封印された。
グラール太陽系に突如襲来した、謎の生命体『SEED』による一連の『SEED事変』が終結してから三年後
グラールにはSEEDとの攻防の傷跡が深く刻まれていた。とくに、資源枯渇が深刻な問題となっていた。
だが、そんな中発表された、外宇宙への航行をも可能とする、『亜空間航行理論』。
グラール再興への道を、外宇宙への大規模な移民計画に求めた。
そして今、政府、軍、三惑星中の企業が結束し、「亜空間航行」実現化へ向けて、動き出していた。
「グラールの新しい未来」を願って…。
世界観・用語 [編集]
- リトルウィング社
- 正式名称は『スカイクラッド第6支社 リトルウィング事業部』。
プレイヤーキャラクターはフリーの傭兵としてリトルウィングと契約することになる。
詳細はリトルウィングを参照。
- 旧文明人
- 大昔に『SEED』[5]の襲撃を受け滅びた文明人。
半裸に近い謎の衣服をまとい、最後の王は世界の支配を目論む危険極まりない人物だった。
- 太陽王
- 旧文明を支配していた王、「太陽王カムハーン」および本作のラスボス。
歴代の王の中でも悪逆非道だったようで、全世界を掌握し君臨することを目論んでいた。
各所に現われ、『レッドタブレット』なるキーアイテムを探している。
詳細はカムハーンを参照。
- カーシュ族
- モトゥブに住まい母なる大地と自然を敬う土着信仰の民。
カーシュ族の村にはヴィヴィアンが何度か訪れていたようで、彼らからは「旅人さん」と呼ばれ慕われている。
エミリアは翻訳機の類なしにカーシュ族の言語を解読し、石碑の文字を読み上げた。
詳細はカーシュ族のページを参照。
- ガーディアンズ
- 平和の象徴のはずがウノリッシュの被害を受け裏で悪い人体実験をしていた組織になってしまった。
ガーディアンズの暗部が暴かれた時、PSUユーザー達の間には(いろんな意味で)激震が走った。
詳細はガーディアンズの個別ページ参照。
- クラッド6
- スカイクラッド社が建造したスペースコロニー。
第6支社のリゾート企画のためのコロニーで、リトルウィング社員と傭兵達が主な住民となっている。
すなわちプレイヤー達のホームベース。
詳細はクラッド6参照。
- マガハラ
- 旧文明人の意識の集合体、『歪曲空間マガハラ』。
マガハラを出現させるためには旧文明人の記憶媒体[6]『レッドタブレット』が必要であり、旧文明人を甦らせ全世界を掌握すべくカムハーンがグラール太陽系をマガハラに飲み込ませようとしている。
登場人物 [編集]
ボスモンスター [編集]
マルチエンディング [編集]
本作はPSZなどと同じくマルチエンディング方式となっている。
主な条件は、主人公に対するエミリアの好感度ポイントと、ストーリー各章のクリアランクでフラグ管理されている。
- ノーマルエンド
エミリアの好感度が0~45、各章クリアランクは関係なし。
- グッドエンド
エミリアの好感度が46~54、各章クリアランクは関係なし。
- トゥルーエンド
エミリアの好感度が55以上、1〜9章すべてのActをSランクでクリア。
一度エンディングを迎えるとストーリーミッションはいつでも繰り返しプレイすることが可能になる。
また、ストーリーに難易度ハードモードが追加される。
すべて観たい場合には、エンディング後にSランククリアしていない章を選び直しSランクでクリアしていき、Act中やAct間でのエミリアとの会話で好感度を上げていく必要がある。
なお、クリア後には会話の選択肢を間違うと好感度が減点されるので注意が必要。
エクストラミッションの会話でも好感度判定がある。
一番確実なのは、会話でエミリアの好感度を上げまくっておき、各章で適度に手を抜きAランクやBランクにしておいてグッドエンドから観る方法。
こうすれば後はSランクを取り直し(念のため会話やエクストラミッションでも好感度を上げておく)トゥルーエンドを観たら、次はノーマルエンドを目指して好感度を下げまくって10章に突入する。
エンディング後の追加要素 [編集]
ショップの品揃えが変化する。
ストーリーミッションに難易度ハードモードが追加され、ハードモードをすべてクリアすると更にショップの品揃えが変化。
また、ストーリーモードでリトルウィング社内の端末にアクセスすると、ムービーシアターを閲覧することができるようになる。
パートナーキャラクター [編集]
ストーリーミッションで仲間になる、またはサイドストーリーや専用のミッションで仲間にできるキャラクターのこと。
本作ではパートナーに「ショートカットオーダー」で細かく作戦指示ができ、ミッションや状況に合わせたサポートが充実している。
稀にではあるが一部のミッションではパートナーをスイッチの上に待機させたり、対象物に専用のアイテムでエネルギーを照射するなどのサポートをしてくれる場合がある。
パートナーに指示可能なオーダーは以下の通り。
- フリーオーダー:得意な武器で自由に戦わせる。使用武器が各自バラバラになる上に好き勝手に暴れるので統率が取れない。
- アタックシフト:得意な武器で積極的に攻撃させる。フォトンアーツをガンガン使用していく。また、行動の範囲が狭まるため、キャラクターによっては回復テクニック使用頻度が上がるなどのメリットもある。
- シューターサイト:射撃と法撃を主体に戦わせる。しかし、飛んでいるエネミーは攻撃してくれない。チャージショット主体になるため、チェインは稼げない。
- ヒールオーダー:レスタなどの回復・補助テクニックの使用頻度を上げる。ただし回復重視になり中々攻撃をしてくれなくなる。
- フォローシフト:攻撃頻度を抑え、回復・補助・回避行動に専念させる。
- ブラストチャージ:ブラストゲージを溜めさせる。最大まで溜まると、戦闘中に台詞で報告してくれる。
- ブラストリリース:ミラージュブラスト or SUVウェポン or ナノブラストを発動させる。ただし、全員が一斉に発動するため火力過多になる。
捕捉:ブラストチャージ/ブラストリリースは、他のオーダーと併用が可能。
コラボレーション [編集]
本作は多くの企業、クリエイターとコラボしている。
コラボ内容は以下の通り。
- コラボ一覧
企業(またはクリエイター)名称 | 作品名称 | コラボ詳細 | 備考 |
---|
SEGA | 戦場のヴァルキュリア | ランシール王立士官学校、ヴァルキュリアの槍(セイバー) ヴァルキュリアの盾(シールド)、ガリアン(ライフル)、ランカー(グレネード) | |
バーニングレンジャー | ルームグッズ | |
ぷよぷよ7 | 期間中、ぷよぷよモバイルサイトで「ぷよぷよ拳(ナックル)」のアイテムコード配信 | |
セガトイズ・ホリプロ | お茶犬 | 「お茶犬」、「新茶犬」、「パ、パンだ!」のルームグッズ | |
アルファ・システム | 式神の城 | クラッド6のロビーに結城小夜が登場。 メセタを奉納し、祈祷してもらうとパラメータアップや レアドロップ倍率上昇などの恩恵が得られる | 付与される効果はランダム |
Sony Computer Entertainment | 週刊トロ・ステーション | 専用ミッション『トロとクロのPS冒険日記』配信。 トロとクロのパートナーカードをもらうことができる | |
(株)カラー、(株)GINAX | ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破 | 碇シンジ、綾波レイ、式波・アスカ・ラングレー、渚カヲル 真希波・マリ・イラストリアスの制服とプラグスーツ およびロンギヌスの槍を模した武器 | 2014/11/21配信終了 |
集英社 | 週刊少年ジャンプ・ジャンプSQ. | 澤井啓夫、叶恭弘、藤崎竜、矢吹健太朗、武井宏之、うすた京介 それぞれがデザインしたコスチュームおよび武器 | |
集英社 | 週刊ヤングジャンプ・週刊プレイボーイ | 蒼井凛、清野菜名、清水ゆう子、滝川綾、 松岡音々のグラビアポスター(ルームグッズ) | |
講談社 | イブニング | 「もやしもん」のルームグッズ | |
日本ケンタッキーフライドチキン | ピザハット | ゲーム内にワゴンカータイプの店が登場。 ピザを模した武器や盾、シールドラインを販売。 「チーズくん」フィギュア(ルームグッズ)もある。 | |
TYPE MOON | Fate/stay night | セイバー、アーチャーのコスチュームと武器 | |
(株)日本コカ・コーラ | ファンタ | 専用ミッション『ファンタクイズバトル』配信。 好成績を収めると歴代ファンタ缶のルームグッズを入手 キャンペーン期間中専用サイトで武器のシリアルコード入手(3種) | どの缶を入手できるかはランダム |
アスキー・メディアワークス | 電撃PlayStation | 「ポリタン」のマドゥーグ | |
エンターブレイン | ファミ通 | ファミ通、ファミ通コネクト!オン、 ファミ通PSクロスエッジをモチーフとした武器や盾 | |
クリプトン・フューチャー・メディア | VOCALOID | 初音ミクのコスチューム、およびネギを模した武器 | |
(株)DeNA | モバゲータウン | 期間中モバゲータウン内で「モバゆび」をモチーフとした武器(2種)のシリアルコード入手 | |
開発秘話 [編集]
下記のいずれもソースは『PSO2放送局』#36 -『PSO』15周年記念 15時間生放送スペシャル!-より。
本作の売りの一つである「インフラストラクチャー・モード」だが、開発当時はPSP初期の頃でSCE側でもまだ技術が確立されておらず、SEGAもアルファ・システムも開発が難航していた。
しかし、酒井Pの強い要望により何としても実現させるという意地[7]で開発を続け、開発を進める内にインフラモード対応が可能となったため満を持して本作で実装された。
また、発売後はすぐに『PSO2』の開発に戻り、『PSO2』を本作の次に出す予定だった。
本作の売り上げが好調を示し『PSPo2i』を出すことが急遽決定されたため、慌てて『PSO2』の開発を一旦休止して『PSPo2i』を開発することになったという。
関連項目 [編集]
外部リンク [編集]
コメント [編集]
コメントはありません。 シリーズ/ファンタシースターポータブル2/コメント?
外見や名前と一部の服は反映されるが、アイテムや装備品はインポートされない
PSU EP1主人公イーサン・ウェーバーの妹
「ユーザーインターフェイス」の略
公式サイトより。
PSU世界におけるダークファルスの勢力
旧文明人の魂や意識をその中に宿らせてある
酒井P本人はこれを「SEGAはまず地雷を踏んでいくスタイル」と語っている。
代表作:『リンダキューブ』『俺の屍を越えてゆけ』『高機動幻想ガンパレード・マーチ』『天外魔境Ⅱ 卍MARU』『幻世虚構 精霊機導弾 ELEMENTAL GEARBOLT』など、多数