ナギサ・アーデルハイト・ハウザー
『PSO2』の情報についてはナギサを、『PSO2es』のチップ情報についてはナギサをご覧ください。
注意
このページには『PSPo2i』のストーリーのネタバレが掲載されています。
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『貴方たちを、待っていた。』
種族 | デューマン |
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戦闘タイプ | ハンター |
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武器 | スティールハーツ |
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年齢 | 18歳 |
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CV | 水樹 奈々 |
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ある理由からグラール中を放浪している18歳の少女。
礼儀正しいものの一般常識に欠け、たびたびとんでもないことをしでかしてしまう。
身長と同等の巨大な剣を簡単に振り回す非常に高い戦闘能力を有し、
一見護衛の必要はないように思えるが、
民間軍事会社“リトルウィング”に名指しで護衛の依頼をしてくる。
概要
PSPソフト「ファンタシースターポータブル2インフィニティ」EPISODE 2のメインヒロイン。
PSPo2iにおいて、プレイヤーと行動を共にする「パートナー(というよりはナギサの護衛)」となる。
フルネームの「ナギサ・アーデルハイト・ハウザー」については後述。
元はヒューマンだったが、デューマンへと突然変異している。
通常、ヒューマンがデューマン化する原因は、SEED事変で『SEED』の侵食を受けてしまった者が治療の過程でワクチンにて一命をとりとめたものの、薬の副作用によりデューマンへと突然変異してしまうというもの。
だが、ナギサの場合は幼少期に何者かによる遺伝子操作実験でデューマンへと変異している。
また、詳しい経緯は不明だが旧文明人「ワイナール」の精神がナギサの肉体に宿っており、ダークファルスを完全封印するため2人で旅を続けてきたという。
各地でダークファルスの残滓 (欠片) を集めるにつれ、ナギサ本人には記憶障害が生じている。
自分の生い立ちや数年前のことも忘れてしまっているようで、ただ目的のためだけに行動し、その過程で[1]リトルウィング社を訪ねることになった。
リトルウィング社に身を寄せても目的の遂行のみに囚われがちで他者に心を許そうとはしなかったが、人々との触れ合いや交流の中で自身の“使命”に葛藤するようになる。
全ての欠片を吸収した時、旧文明人の遺跡である「聖櫃クロウリィ」にてダークファルス・ディオスが復活し、エミリアらリトルウィング社員達はそれを再封印することに成功した。

ワイナールは消滅してしまったが、その後ナギサ本人の記憶も徐々に戻っていき、トゥルーエンド後に本名を「ナギサ・アーデルハイト・ハウザー」であると明かす。
かつてダークファルスを復活させた「カール・フリードリヒ・ハウザー」の養子であり、デューマン化は彼の人体実験によるもの。
だが、当人はあまりそのことには触れたくないようで、今まで通り「ナギサ」と呼んで欲しいと発言している。
人物像
口下手で、自分の感情を表に出すのが苦手。
剣術には自信があり、口よりも先に手が(剣が)出るタイプ。
思い込みも激しく極端で、物語冒頭でGRM社が入手し保管中の「ダークファルスの残滓」を回収するために侵入し、ヒューガとエミリア、プレイヤーを相手に大立ち回りを披露した。
非協力的な態度を取る者には、背後から剣を突きつけ脅すこともあった。
冗談の通じないタイプで、どこか天然が入っていると周りから言われる時もある。
反面、自身の記憶が消えていくことと自身の使命の重さに不安を抱いており、ワイナールとの会話が唯一の心の支え。
リトルウィング社の面々と関わっていく内に、友情や信頼を覚え、もっと彼らと交流したい、生きていきたいと願うようになる。
好きな食べ物などは特になかったが(大抵は忘れてしまうため覚えようと意識することはない)、クラッド6のカフェで食べたプリンが美味しかったらしく、以降は大好物となる。

マルチエンディングでの差異
プレイヤーの選択肢と行動によってEPISODE2のエンディングが変化する。
ナギサの好感度を上げるには各Act間でナギサ寄りの答えを選ぶ必要がある。
バッドエンド
第4章『運命の選択』Act2で「無言で武器を構える」を選び、ナギサを倒すとこのエンディングになる。
使命を果たし永遠の眠りについたナギサを抱え、ワイナールが慟哭する。
このグラールにはびこっていた
「すべての悪意を抱えて消えていく」……
それがナギサちゃんの、使命なんだから。
ノーマルエンド
第5章『私の人生の物語』Act1で「覚悟を決める」を選択後、Act2でナギサを倒すとこのエンディングになる。
使命を果たしたナギサと共に消滅していくワイナールに、ナギサが自分の想いを語る。
……だから、今、私は幸せなんだぞ。
なにせ、お前と一緒なんだからな。
トゥルーエンド
第5章『私の人生の物語』Act1で「決して諦めない」を選択後、Act3でダークファルス・ディオスを倒すとこのエンディングになる。
かつてワイナールと約束した日、約束の場所で待つナギサの前に、仲間達がやってくる。
……できるさ。
きみを幸せにするためなら
ぼくはなんだってやりとげてみせるよ。
エンディング後
トゥルーエンド後はクラッド6のカフェにいる。
そこでナギサに話しかけると、おぼろげながら思い出した過去の話をしてくれる。
また、エミリアがミカとの思い出を、ナギサがワイナールとの思い出を語り合って口論になってしまい、プレイヤーに2人のどちらに賛同するか詰め寄るイベントや、
ユートの「嫁探しイベント」でナギサが意見をする描写がある。
サイドストーリー『時空を超えて』
トゥルーエンド後に追加されるサイドストーリー。
バッドエンドとノーマルエンドでは、このミッションは出現しない。
エンディング後、「亜空間航行の有人実験」にエミリア、プレイヤーと一緒に参加したナギサだが、試験機にシステムエラーが起きてPSOの舞台である惑星ラグオルに不時着してしまう。
森の入口で「リコ・タイレル」と名乗る人物のメッセージを発見。
船の修理を、エミリアがあらかじめ組み込んでおいた修理プログラムに任せるが、何かの影響で亜空間計測器にシステムトラブルが発生。
しかたなく、ここがどこなのか、そしてトラブルの原因を探るため進んで行くことに。
だが、奥へ進むにつれ、ナギサはダークファルスの気配を感じ取っていた。
地下洞窟でドラゴンに遭遇。なぜか攻撃が通らない。
苦戦しているところへ、謎の女性が登場。一撃でドラゴンを倒す。
その女性こそ、メッセージの主「リコ・タイレル」であった。
しかし、事情を知らない彼女から「お前たちは早くパイオニア1に帰りなさい」と、帰還を促される。
ナギサは彼女を放っておけず、調査のため奥の方へ去って行ったリコを追うことになる。
途中で謎の石碑を発見し、書かれている文字をエミリアが解読していく。
遺跡でリコに追いついたが、協力を拒まれる。
そんなリコの態度に既視感を覚え、ナギサが言う。
かつての自分のように独りですべて背負い込もうとせず、困った時は仲間を頼れ、と。
その言葉に絆され、リコはナギサたちと同行する。
遺跡で、最奥の扉を開けるために、各所にある石碑の封印のエネルギーを集めることになる。
そして最奥へ踏み込むが、カオスブリンガー2体に突然襲撃される。
カオスブリンガーを倒すと、ゲートが出現した。
ゲートの先に、ダークファルスの気配を感じ取るナギサ。
あれを放っておいたら大変なことになると言い、リコと共にゲートへ入る。
ゲートの先はガル・ダ・バル島の海底プラントに繋がっていた。
エレベーター溝で「オルガ・フロウ」に遭遇する。
リコが、オルガ・フロウを見て「あれは、あたしの師匠かもしれない」と慄き、戦意を喪失する。
そこへ、「パイオニア2」からハンターズが到着。リコのメッセージに導かれここまできたと告げる。
オルガ・フロウから「D因子」のみを破壊すれば助かるかもしれないと言うナギサ。
リコの師を救い、ナギサ達は彼女の「ギルドカード」を受け取る。
その後、ラボの科学者達が試作機の修理を手伝ったことで、グラール太陽系に戻ることができた。
『PSO2』でのナギサ
『PSO2』では、期間限定NPCとしてアークス・ロビーのショップエリアに登場しており、「ある人物の捜索」と、グラール太陽系に帰還するため、プレイヤーに協力を申し出てくる。
2015年3月18日 ~ 4月22日の間にナギサのクライアントオーダー「時空渡航の原因解明のために」をクリアすることでパートナーカードをもらうことが可能だった。
作中で明言されてはいないものの、亜空間航行が完成し外宇宙へ航行可能になったのは本作のエンディング後であり、ナギサが探している「ある人物」は、亜空間航行事業責任者のエミリアまたはシズル、あるいはエミリアのパートナーであるPSPo2iプレイヤーか、消えたワイナールの事ではないかと思われる。
この時、結局「ある人物」は見つけられなかったが、グラール太陽系とオラクル船団の間を自由に行き来可能になったらしく、以後はちょくちょく訪れている。
現在(2015年8月28日時点)でも、Eトライアルで偶にフィールド上に登場する。
期間限定緊急クエストの「ビーチウォーズ3!」では本作と同じ水着で共闘Eトライアルに登場し、報酬として「お土産のプリン」というアイテムをPSO2プレイヤーに配って回っていた。
また、ナギサが登場するためか、クエスト中のBGMは本作のタイトル画面曲『Go Infinity -Ignite Infinity REMIX-』だった。(2015/7/22~8/26)
「ナギサはリコが転生した説」に関して
巷で囁かれている、「ナギサはリコが転生した説」だが、作中のシズルの台詞、および上記の『時空を超えて』での描写が原因となっている。
以下はシズルの台詞。
彼女(ナギサ)の揺るぎない覚悟と、その身体の特異性……
何か、ダークファルスとの因縁、宿命をもって
「転生」してきたような存在なのかもしれない。
この台詞に、『時空を超えて』でのナギサがリコに既視感を覚える描写(「(彼女は)私と似ているんだ」の連呼)と、
SEGA発行の『P-SPEC vol.1』の表紙にナギサとリコが共に描かれたこと、また、ナギサとリコの担当声優が同じ「水樹 奈々」であること、
ナギサが救われたトゥルーエンドのEDテーマが『Rose Confession』(リコのテーマ)のアレンジであること、
などが根拠となっているが、制作サイドからははっきりと明示されておらず、憶測の域を出ていない。
備考
ナギサは開発初期の企画段階では「不動」という名前だった[2]。
企画段階のキャラクターコンセプトは「大和撫子」「巨乳キャラ」「黒髪ロング」ということぐらいしか決まっておらず、ナギサを印象づけるモチーフとして「黒髪ロング」が決定された[3]。
性格づけなどは後から追加されていったものである[4]。
関連項目
関連ページ
- 登場NPC:ナギサ (PSO2 期間限定NPC 2015/3/18/~4/22)
- チップ:ナギサ (PSO2es コラボチップ)
- チップ:ナギサ[メモリアル] (PSO2 EPISODE 3 デラックスパッケージ特典)
- チップ:ナギサ[15th メモリアル] (PSO15周年記念チップ)
スティールハーツ (PSO2 EPISODE 3 デラックスパッケージ特典)
*スティールハーツ (武器迷彩)
- ナギサ・レプカ(コスチューム)
- ナギサスイムウェア(コスチューム)
- ナギサヘアー(ヘアスタイル)
- ナギサコサージュ(アクセサリ)
- ナギサ眼帯(アクセサリ)
コメント
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- 多分、何も知らずに彼女を倒してバッドエンドで泣いたのは
私の他にも、居るんじゃないかと思います。無知は恥です。 -- turenashi
リトルウィングを頼ろうというワイナールの助言
PSpo2iオリジナルサウンドトラックのライナーノート、T隊長のページより。
いずれも発案者は水野暁一氏、初期の段階では14歳ぐらいの少女を想定していた。
上記いずれも、出典は『PSO2放送局』♯36-『PSO』15周年記念 15時間生放送スペシャル!-での開発陣トーク②より